アヒからA型肝炎の陽性反応、ABCストア・インペリアルホテル店の商品も感染の疑い

昨年ハワイで大流行したA型肝炎ウィルスが今月新たに検出され、ハワイ州保健局は注意を呼びかけている。

ハワイプレス編集部20,396

2017 05.11

アヒからA型肝炎の陽性反応、ABCストア・インペリアルホテル店の商品も感染の疑い

ホノルルのトロピカル・フィッシュ社が輸入した冷凍アヒから、肝炎A型ウイルスが検出された。

アイエア、リリハ、ワイパフ、ミリラニ、クニア、カネオヘ、カイルア、にあるタイムス・スーパーマーケットの店舗と、ワイマナロにあるシマズ・マーケットはすべて感染が確認された魚の配達を受けており、それらはすべてポケに調理後、顧客に販売された可能性があるという。

タイムス・スーパーマーケットは、感染が確認されたあと、鮮魚を扱うコーナーを完全に閉鎖した。州内にある8つの店舗はすべて、検査と清掃のために閉鎖し、現在は保健局の検査を経て営業を再開している。

4月28日から5月1日までの間にポケを購入したお客様は、領収書で払い戻しを受けることができる。同店舗を運営する企業のマーケティングディレクターは、「購入した商品が残っていれば、店舗に届けて欲しい。」と話している。

感染が確認された魚はインドネシアから輸入され、FDAの検査に合格したのち、ホノルルのトロピック・フィッシュ社から流通したものだった。トロピック社によると、アヒが汚染されたのは検査中であったことがわかっており、同社のCEOは、「店舗で商品が届くまでには、これまで以上のチェックポイントが必要で、現在はその問題に取り組んでいる。」と述べている。また、影響を受ける全ての食品施設について自発的リコールを発行した。

感染の疑いがある魚の配達を受けた店舗には、GPハワイアンフード・ケータリング、カポレイのクラブ・シャック、ルアーズ通りのABCストア・インペリアルホテル店が含まれる。

ルアーズ通りのABCストアでアヒの商品を購入した場合は、払い戻しのために返品することが可能で、質問や懸念がある場合は、ABCストア (808)591-2550 まで電話するように呼びかけている。

保健当局によると、現在のところA型肝炎が発症されたという報告はないとしているが、A型肝炎の発症には感染から2〜6週間かかることがある。感染の疑いがある患者は病院でワクチンの摂取をするようにすすめている。

A型肝炎は、糞便から排泄されたウイルスが人の手を介して、水や食べ物を接種したり、感染者に直接接触したりすることで感染する。2~6週間の潜伏期間の後に、急な発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気や嘔吐が見られ、数日後には皮膚や目の白い部分が黄色くなる。

参考:Raw ahi cubes distributed on Oahu test positive for hepatitis A

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