オアフ島の寝転び禁止法案、該当エリア拡大を検討

ハワイ州ホノルル市議会では、すでにホノルルで施行されている寝転び禁止法案の対象地区の拡大を検討している。

ハワイプレス編集部6,874

2017 03.02

オアフ島の寝転び禁止法案、該当エリア拡大を検討

ハワイ州ホノルル市議会では、「寝転び禁止法案」の対象地区の拡大を検討している。同条例は、ハワイ州に増加するホームレス対策で、公共の定められた場所での寝転びや座り込みを禁止する法案。

現在は、ワイキキやチャイナタウンにある4つのモールが法案対象モールに指定されており、モール周辺の植え込みや歩道、モール内での寝転びや座り込みを禁止している。

寝転びや座り込みが禁止されているのは、孫文モールとフォートストリートモール、ユニオンモールの3モールで月曜から金曜日のビジネス営業時間中、ケカウリケモールは24時間と定められている。

このたび新たな対象地域として検討されているのは、オアフ島のカリヒとイヴィレイ地区。同地区では、過去4年の間でホームレスの人口が急増。近隣住民からは衛生面や安全面などに関する懸念の声があがっている。

市議会では今後、寝転び禁止法案の該当地域拡大について話し合いを続けるとしている。なお、同条例は一昨年、対象エリアを運河の周辺など商業施設以外に拡大しようとしたが、市民権を脅かす可能性があるとして否決されている。

この記事をシェアしませんか?