ワイキキビーチでの遊泳を規制、高濃度の危険バクテリアを検出

ハワイ州保健当局は最近の検査で高濃度のバクテリアの検出を確認し、ロイヤル=モアナ・ビーチでの遊泳を止めるよう警告している。

ハワイプレス編集部28,993

2017 02.16

ワイキキビーチでの遊泳を規制、高濃度の危険バクテリアを検出

ハワイ州保健当局は、最近の検査で基準値を超える量のバクテリアを確認し、ワイキキのロイヤル=モアナ・ビーチでの遊泳を止めるよう警告している。

ロイヤル=モアナ・ビーチとは、ワイキキビーチの中心に位置し、ロイヤル・ハワイアンからモアナ・サーフライダーまでのビーチを指し、正式には、カハロア&ウルコウ・ビーチと呼ばれる。

当局がおこなった検査によると、腸球菌と呼ばれる細菌が基準値以上のレベルで検出されたと報告している。腸球菌とは、主にヒトを含む哺乳類の腸管内に存在するバクテリアの一種で、人畜の糞尿で汚染されていない限り、環境中の水や土壌にはほとんど分布していないとのこと。

創傷および尿路感染症を引き起こすことがある細菌で、保健当局は、バクテリアの濃度が基準値以下になるまで警告を続ける。

ワイキキビーチの遊泳禁止は2015年8月以来。前回は、豪雨のためにマンホールから下水があふれ出し、排水路を通じて大量の下水が海に流れ込んだために遊泳を禁止していた。

参考: High levels of dangerous bacteria found at Waikiki beach

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