マレーシアの大手長距離航空会社であるエアアジアXは、LCCアメリカ連邦航空局より米国路線開設に関する承認を得た。
今回の承認を受けてエアアジアXは、ホノルルを含めた米国内の様々な拠点への路線への就航が可能となる。
エアアジアXグループCEOのダトック・カマルディン・マラノン氏は「これまで私たちはアジアを中心に、オーストラリア、中東までネットワークを展開してきましたが、今回の承認により全く新しい市場を開拓できることに大変興奮しています。」とコメントしている。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、認可後数週間以内に航空券の販売を開始し、4月下旬にも就航する。
就航すれば、日本とハワイを結ぶ初の格安航空会社(LCC)となり、エアアジアグループとして初のアメリカ線となる見通し。
運行経路はクアラルンプール〜大阪/関西〜ホノルル線となり、日本からは関西国際空港からの発着で、プレミアムシート12席、エコノミークラス365席の計377席を配置したエアバスA330-300型機での運行となる。
価格については現在未定ではあるが、フルサービスキャリアのチケット代の6〜7割ほどの価格になると見られている。
また、フルサービスキャリアのエコノミークラスと同程度の料金を出せば、優先搭乗や荷物の重量制限が40kgまでになるなどのエアアジアXのプレミアムフラットシートでの搭乗も可能とのこと。
就航直後は週4便の運行を予定しているが、夏頃には便を増加し、毎日運行する予定。