アメリカ大手金融サイトのGoBanking.comが発表した最新の調査結果によると、ハワイ州での生活は給料に対して支払いが多く、ぎりぎりの生活をしている住民の比率がアメリカの中でもっとも高いことが明らかになった。
ハワイでの生活はデータ上では厳しい状況にあるようだ。
世帯の所得は全米の中で2番目に高いものの、食費、光熱費などの生活する上でかかる費用の負担が大きいとのこと。最新のデータでは、生活にかかるすべての支払いにおいて、毎月367ドルが不足しているとしている。
分析者によると、ハワイ州の平均所得である約2,826ドルを超えていても、すべての支払いをカバーすることはできないとしており、ハワイ州での暮らしは生活にかかる支払いが多く、もっとも生活費がかかる州のひとつであると結論付けた。
なお、昨年のデータでは、ハワイ州で収支ぎりぎりで生活をしているという住民は、調査した数の約半分近くいた。
また、ハワイ州に次いで収支がぎりぎりの生活者の比率が高い州は、カリフォルニア州とニューヨーク州であった。反対に、給与から生活費を差し引いた後にもっとも余裕がある生活をしている住人の比率が高い州は、ミシシッピ州であった。
ハワイ州の一人あたり平均所得: 約2,826ドル
生活費の支払い後に残る金額: -367ドル
参考: States Most and Least Likely to Live Paycheck to Paycheck