オアフ島で新しく導入された自転車シェアプログラムが開始してから、まもなく1ヶ月が経つところだが、ここにきてある問題が浮上していると言う。そのある問題とは、法律が違う地域から訪れる観光客たちは、自転車利用について守るべきルールをしっかりと分かっていないということ。
歩道を走行、車道を逆走など
Biki利用者のマナーについて、州の法律をよく理解している一部ローカルの市民からは、「自転車が走行してはいけない歩道を走行している」、「車道を逆走している」、「商業エリアなど、走行が禁止されている地域で自転車に乗っている」、「16歳以下に義務付けられているヘルメット着用がきちんと行われていない」といった苦情が、同プログラムを運営するバイクシェアハワイの運営に寄せられている。
日本人には少々難しいルール
ハワイでは、自転車は車と同じ扱いのため、車道の右側を通行する必要がある。車線を気にせずうっかり左側を走行していると、逆走となってしまう。また、カラカウア大通りなどの一方通行の場合、当然逆方向へは通行できないため通行すると同じく逆走となってしまう。
そのほか、ワイキキやダウンタウンなどの一部地域では歩道を自転車で走行するのも禁止されているなど、日本とは少し異なるルールに戸惑うかもしれない。
自転車利用に関するルールの周知を呼びかけ
ホノルルの一部市民からは、とくに、ハワイの法律を知らない観光客に対して、自転車利用に関するルールをよりわかりやすくきちんと説明すべきとの声があがっている。