1980年から2015年までの約35年間、ハワイ諸島の近海で発生したサメの被害は122件ある。そのうちの約2割の26件が、10月に集中している。
10月、サメによる被害のリスクが高まる。
過去35年間のサメの被害の年平均件数は3.48件であるが、近年の10月のサメ被害件数を見ると、2012年が2件、2013年が3件、2014年が4件、2015年が3件と、年平均件数を10月だけで超えていた年もあるほど。
ハワイ諸島のサメは、この季節に活発になる──。
昨年10月に起きたサメの被害は全てオアフ島。そして、3つとも異なる海岸で起きている。
最近の研究で、サメがこの季節にハワイ諸島近海で増加する理由が明らかになった。
10月に出産シーズンを迎えるイタチザメは、北西ハワイ諸島からハワイ州近海に移動する。このタイミングで人間の活動範囲まで近づいてくることが要因のひとつだと考えられている。
被害に遭わないためには、どうすればいいのか?
次に、サメの被害に遭わないためにやるべき10のことをまとめた。