衛生当局によると、ハワイ島のデング熱は9月から11月初旬にかけて感染が広がった。観光客に持ち込まれたウイルスが住民から住民へと感染したと見られ、6日までに確認された患者23人のうち15人が住民だった。
デング熱
一般的には、蚊に刺されてから2日〜15日の潜伏期間の後、38〜40℃の高熱・頭痛・関節痛・筋肉痛・発疹などを発症。症状は1週間ほどで回復するものの、重症化すれば出血熱の症状や死に至る事もある。
ハワイでは過去に何度かデング熱の流行がありました。報告されているデータでは2011年と2001年。
ハワイでデング熱の島内感染が確認されたのは、2011年に発生したオアフ島での流行以来。2011年のデング熱患者4名は同居する家族3名の感染と隣人1名の感染。2月末に発病しその後回復。
過去には153名に感染した事例も
患者153名が発生した2001年の流行以降、ハワイ州内で蚊に刺咬され感染した初めての報告です。当時は、マウイ島、オアフ島、カウアイ島で患者が発生し、マウイ島でデング熱を流行させたのはヒトスジシマカで、ネッタイシマカは1940年代にオアフ島から駆逐されています。
デングウィルスは蚊を媒介するため、人を通して感染する事はない。ハワイ渡航時の適切な予防方法をご紹介。