ワイキキビーチのすぐ近くに位置し、素晴らしい景観とヴィンテージな趣が人気のクイーン カピオラニ ホテルでは、3500万ドル(約30億円)を費やした大規模な改装工事が進行中。この度リニューアルの一環として、ホテルのグランドロビーを飾る新たな壁画を公開した。
壁画の披露にあたり、クイーン カピオラニ ホテル総支配人のジェフ・パーキンス氏は「アートほど、その場所の真髄を生き生きと伝えてくれるものはありません。クイーン カピオラニ ホテルのためだけに作られたこれらのオリジナル作品は、文化にあふれた我々のホテルが、アートをライフスタイルの中心に据え発見に満ちた場所であるということを伝えてくれます」と、コメント。
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作品およびアーティストについて
Waikīkī Fun, Nick Kuchar (ワイキキ ファン、ニック・カッチャー)
オアフ島在住の人気イラストレーター、ニック・カッチャーは、1960年代にルーツを持つホテルの歴史とその精神にインスピレーションを受け『ワイキキ ファン』というタイトルの作品を制作。この作品はサーフィンやダイヤモンドヘッド、すぐ近くのワイキキシェルでのライブミュージックなどをモチーフに、世界的に名の知られたワイキキビーチとその海岸線を走るカラカウア・アベニューを描いたもの。
サーフカルチャーをテーマに、ヴィンテージな色使いと文字デザインを添えた作品は、ノスタルジックな個性を漂わせている。
Lei Greeter of Ulukou, Mike Field (ウルコウのレイ・グリーター、マイク・フィールド)
ワイキキ生まれのマイク・フィールドは、ハワイならではの温かみにあふれ、時を越えたホスピタリティをテーマにした壁画を制作。ウルコウとは「コウの木立」という意味で、その昔、ワイキキのアリイ(ハワイの王族)たちが好んだ場所を指す。そこには涼やかなやさしい風が吹き、セイリングを楽しんだり木陰で休息を取るのに最適な場所でした。『ウルコウのレイ・グリーター』は、ダイヤモンドを背景に夕暮れ時の海岸を望むウルコウで、レイを手に訪れる人を歓迎する女性の姿が描かれている。
Maka and Pineapple Boy, Katie Borden (マカとパイナップル・ボーイ、ケイティ・ボーデン)
クールなパイナップルのサーファーと忠実な相棒が、ロビーで皆様を出迎える。ヴィンテージなスポーツのポスターにインスピレーションを受け、ケイティ・ボーデンが制作した『マカとパイナップル・ボーイ』は、1960年代の古き良き時代の愉快な雰囲気を今に伝える、楽しいサーフィンの壁画。
新たに登場した壁画はこちらのページからご覧いただける。これらの3作品に加え、クイーン カピオラニ ホテルは、ワイキキの黄金時代に敬意を表した装飾を各所に施している。ヴィンテージムードあふれるホールに加え、ハワイアンプリントを使ったディナーメニュー、ポスターの数々、音楽プログラムなど、細部までミッドセンチュリーモダンの時代を意識したものとなっている。ビショップ博物館とともに注意深く時代考証を行ったうえ用意されたこれらの装飾品の数々は、ゲストの皆様に当時の雰囲気をお届けする。
今回の改装では、ホテルの伝統を保つにふさわしい、ハワイアンの王族の絵を飾った「ロイヤル・ギャラリー」も新しくなった。2階に位置するギャラリーには、クラシックなアート作品から、歴史を感じさせるもの、モダンな展示品までが並び、訪れる人を何十年にもわたる視覚の旅へといざなう。デイビッド・カラカウア王やヴィクトリア・カイウラニ王女、そしてもちろんカピオラニ女王自身など王族を描いたオリジナルの油絵は、ロイヤル・ギャラリーによりいっそうの品格を与える。
また、ロビーの天井を美しく彩るのは、ニュージーランドのアーティスト、デイビッド・トゥルブリッジが手がける鮮やかで幾何学的な光の彫刻。トゥルブリッジは広大な太平洋と、その海に深いつながりを持つ当ホテルにインスピレーションを受け、これらの作品をデザインした。315の客室はもちろんのこと、ホテル全体が体現するのは、リラックス感がありながらフレッシュな雰囲気を持つ本物のハワイアン・ライフスタイル。今回の改装にあたり、ホテル正面の特徴的な装飾と1960年代を感じさせるミッドセンチュリーモダンなアーチはそのまま保存。ゲストの皆様には、サーフィンやアウトドアの楽しみといった、オーセンティックなハワイの伝統を感じていただける。
ワイキキの黄金時代をクイーン カピオラニ ホテルでご体験ください。ご予約や詳細は、ウェブサイト、http://www.queenkapiolani.com/ (英語)または、お電話(808-922-1941)にて。所在地:150 Kapahulu Ave, Honolulu, HI 96815