オアフ島カパフル地区で1960年8月に開業して以来、57年にわたって営業していたハワイアンフードのレストラン「オノ・ハワイアン・フード」が、2017年8月26日に閉店した。
閉店の理由は土地のリース契約の更新をせず、リタイアすることにしたためで、レストランの共同経営者でマネージャーでもあるビビアン・リー氏は「閉店することはさみしくもありますが、年をとったらみんな自分たちの時間を楽しみたいですからね」とコメントを残している。
閉店の前日となった8月25日には、閉店を惜しむファンがが開店前から行列を作り、店で提供しているメニューの半数以上が午後の中頃には売り切れとなった。
カウアイ島出身のスエコ・オー・ヤング氏がオープンした「オノ・ハワイアン・フード」は、オープン以来、ファミリーでその店を経営してきた。ハワイアン料理が初めての方には、食べ方も親切に教えてくれるなど、オーナーの親切な人柄も愛されていた。
閉店を決定した時、オーナーのスエコ・オー・ヤング氏は「30年、40年、そして50年にわたりお店を営業してきたが、そろそろ引退しなければいけない時期が来ました。私たちのお店には、ハワイだけでなく、ロシア、ドイツ、カナダ、オーストラリア、日本など世界中から多くのお客様に来ていただきました。本当に幸せです。」と語っていた。