ハワイアン航空は羽田 – ハワイ島コナ線を開設することを発表した。同路線は2016年10月30日~2017年1月29日までの間に開設される予定。
2016年2月の日米航空交渉による羽田空港の、昼間時間帯に日米双方1日5便ずつ、深夜早朝時間帯に双方1日1便ずつの日米路線発着枠増加に伴うもので、米国運輸省(DOT)からの路線開設の承認を得た。
深夜早朝時間帯に対しては、ハワイアン航空だけが申請していたため、アメリカ運輸省は「ハワイアン航空の要求が公共の利益と一致している」とし、同路線の割り当てを承認した。
なお、ハワイアン航空では日米路線発着枠増加に伴う交渉において、新設された昼間時間帯枠での羽田-ホノルル間の運航も申請している。申請が通れば、ホノルルからは週11往復、コナから週3往復を乗り入れることになり、ハワイと日本を行き交う観光客がますます増えそうだ。
ハワイアン航空によると、日本-ハワイの路線は最も旅客数が多く、今回のコナ便の就航で消費額は3500万米ドル、賃金額では1250万米ドルの経済効果が生まれる見込み。
ハワイアン航空の代表取締役社長兼CEOのマーク・ダンカリー氏は、「羽田-コナ線の就航は、わが社の従業員やお客さま、また、コナの経済だけでなくハワイ全体にも大きな影響を与える。ハワイと日本をつなぐ路線は最も活発な路線であり、米国経済にとっても最も有益なものであるため、羽田に乗り入れる数を増やせることは大きなメリットになる」とコメントを残した。